向いているのは理念を明確に持っている人
気になる求人事情
以前は、研修を受けるだけで試験を受けることなくホームヘルパーの資格を取得できました。しかし現在はホームヘルパーになるために必要な資格である「介護初任者研修」を取得するために、講義や実習を受けた後に試験に合格する必要があります。試験自体は難しいものではないので、誰でもホームヘルパーとして働く資格を取得することができます。こういった資格の取得しやすさを考えて、採用においては資格を持つ人に限定するのではなく前向きにホームヘルパーの仕事に取り組めるかどうかを重要視する傾向があります。
つまり、資格を持っていなくても前向きに働く意思があれば、資格は働きながら取得することも可能なので無資格でも十分採用される可能性があるということです。ですが、2025年までに国が目標としている介護職員数にこのままでは届かないといった現状があり、多くの人材を求めている介護業界だからこそ、資格を取得していればそれよりさらに採用の可能性は高くなります。
ホームヘルパーに向いている人
ではホームヘルパーは資格があれば誰でもできるのかと言えばそうではありません。もちろん資格を取得をしていれば、採用されやすいということから働くことはできるかもしれませんが、ホームヘルパーとしての仕事を務められるかという観点から考えると、誰でもできるわけではありません。ホームヘルパーは介護のプロであるため、利用者のことをよく理解しようという気持ちと利用者の心に寄り添った介護が求められます。
ホームヘルパーとして仕事の務めを果たせるかどうかという点に関しては、資格よりも責任感が強いかどうかが大切です。つまり、ホームヘルパーに向いているかどうかを判断するために重要なのは、責任感を強く持って働ける人かどうかという点になります。いい加減な気持ちでは利用者を逆に傷つけてしまうかもしれませんし、何より仕事を続けられません。
そして失敗を恐れずに常に前を向ける性格の人もホームヘルパーに向いている人だと言えます。どの仕事でもそうですが、最初のうちは失敗の連続となることは仕方ありません。また介護業界自体が人材不足ということもあり、手取り足取り教えてくれるという状況はあまり望めないかもしれません。そのため最初のうちは失敗を重ねてしまうことになりますが、それでもその重ねた失敗から学んでいく姿勢が求められます。こういった失敗を前向きに考えて次に活かして働くためにはやる気も必要ですし、先ほどの責任感という面も大切になります。
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